2007年11月8日木曜日

携帯ユーザーにはPCの約束事は通用しない

 同社の佐藤崇社長は、次のように話す。「携帯電話のユーザーは、長いキーワードは入力してくれない。またサービス側とユーザーの間にPCのイン ターネットのような『予定調和』が存在していないから、『阪神としか検索しなければ、阪神タイガースも阪神百貨店も阪神電鉄も混在して検索結果として出力 されるのは当然だ』という約束は通用しない。そうした中で的確に情報を提供するためには、『阪神にはタイガースと電鉄と百貨店がありますよ。それとも百科 事典を読みたいんですか、着メロを探したいのですか? どれでしょうか?』とサービス側が過剰に提案していくようなスタイルが求められる」(関連記事「ケータイ検索が“使えない”理由」)

 「ぴったりサイト」「辞書/事典」などの各ジャンルは緑色の文字で表示され、それぞれのジャンルの下には、各ジャンルごとの検索結果の上位数サイ トが青い文字で表示されている。たとえば「着うた/メロ」には、「恋の京阪神」「GET DOWN(YOU'RE THE ONE FOR ME)」の2曲が表示されている。もしジャンルしか表示されていなければ、ユーザーはそのジャンルの中でどのようなサイトが紹介されているのか判断でき ず、いらいらすることになる。かといって各ジャンルの中身をすべて検索結果トップページに表示してしまうと、ユーザーは面倒なスクロールを強いられること になり、やはり苛立ちを感じる原因となる。ジャンル表示に加えて、その中身の一部を表示するというのは、小さい画面と多い情報量を両立させるためのインタ フェースとなっているのだ。

 携帯電話の画面は、以前に比べればずいぶんと縦長にはなったが、しかし画面の情報量は相変わらず少ない。おおむね横幅が全角15文字、縦が9行と いうのが大半の表示形式だ。文字を小さくすれば情報量を増やすことはできるが、あまりにも小さくしてしまうと、今度はリンクのクリック率(編集部注: Webページが表示された際に、あるリンクがクリックされる割合)が落ちてしまうと言われている。逆に文字を大きくすればクリック率は上がるが、今度は操 作がしにくくなるという別の問題が生じる。きわめて限界点に近いところで、携帯コンテンツのインタフェースはデザインされているのだ。


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